(レポート)2020/10/10【登山部企画】蝶ヶ岳でコロナ疲れを癒すイベント

№43隆明です。

(登山部企画)蝶ヶ岳でコロナ疲れを癒すイベント報告になります。

山行記となっているので、長文です。

水、木、金と

山の天気予報を何度もチェックしていた。

台風のせいで日めくりで、

予報が変わっていたが、

土日雨が濃厚だった。

が、金の朝から、

台風がそれたせいか、

好転していって、

土は雨、日は曇りになってくれていた。

しかも風が無くなる予報だった。

ただ、土の雨は間違いなかったので、

それでも行きたい人だけ行く事にした。

当初8人だったが、

5人に減っていた。

土 朝、大雨が降っていた。

新宿駅で6時に集まって、

中央道に乗り、

安曇野インターで降りる。

大雨が降り続いていたので、

中央道高架下で、

すぐに登れる準備をする。

登山口の三俣に着くと、

駐車場には、

まさかの一台もなし!

こんなの初めて見た。

皆、大雨で登山を止めていたのか。

しかも連日雨だったらから、

縦走している人もいなかったのだろう。

それにしても一台も止まってないとわ。

10時15分 三俣 1278m

今回のメンバーは、

隆明、トム、愛子、杏子、ひとみん。

大雨の中、躊躇する事無くスタートする

山馬鹿軍団です(笑)

雨は15時には止む予報になっていたので、

テント場に着く頃には、

止んでくれるといいなと、

思っていた。

登山指導所で登山届を書いていると、

雨が止んだ。

また降るだろうと思っていた。

撮影ポイントのゴジラみたいな木に着いても、

降ってこなかったので、

雨具上だけ脱ぐ。

結局、そのまま降らなかった。

ここまで天気が好転したかぁ。

風もまったくなかったし。

ただ、終始、ガスが濃くて、

景色は全く見えなかった。

たまに見える山肌が紅葉していて、

綺麗だった。

まめうち平で少し休んで、

ひたすら登っていく。

蝶沢で水を汲むつもりだったが、

水が無くなっていた。。。

登山中、誰とも会わず。

15時15分 蝶ヶ岳 2662m

CT5時間通り。

テン場は誰もいなかった。

中央の平らな所に、

3張張る。

晴れていれば、

テントから槍ヶ岳が見える。

晴れていれば(苦笑)

ガスでなーんにも見えなかった。

テン場から蝶ヶ岳ヒュッテすら見えなかった。

一人の男性が登ってくる。

結局、テン場はこの人と我々だけの

たったの4張、6人だけだった(笑)

蝶ヶ岳ヒュッテに受付に行く。

小屋泊の予約は満室だったが、

雨でキャンセルが入りまくって、

宿泊は1人だけだそう。。。

この広い山小屋を貸し切りかぁ。

その1人は女性で、

後で話す機会があったが、

毎日アルペン号で来たそう。

毎日アルペン号とは、

夜に出発して朝に登山口に着けるので、

登山客に大人気のバスです。

そんなアルペン号も1人貸し切りだったそう。

雨に降られ続けながら、

1人で登ったそう。

強い女性ですね。

テントに戻って、

担ぎ上げた缶ビールを飲むかなと思っていたら、

誰かが「槍が見えた!」

え?とテントの外を見ると、

ぼんやり槍ヶ岳が見えた。

「おぉ~」

と靴を履いて、

丘に登る。

ぼんやりと見えていた槍だけでなく、

穂高連峰も見えてくる。

「槍見えたぞ!急げ!」

と皆に声を掛ける。

5人で見ていると、

徐々にガスが晴れてきて、

槍、穂高連峰がはっきり見えてくる。

しかも雲海に浮いている。

北側には常念岳が。

絶景だった。

涙が出た(笑)

ホント凄かった。

ただ、凄いのはこれで納まらなかった。

東側の安曇野市方面は、

綺麗な雲海が広がっていた。

日が出た時に、

なんと、

ブロッケン現象を見る事が出来た。

今までも見た事があったが、

ここまでハッキリしたのは初めて見た。

RRT登山部別働隊が北穂高岳にいたので、

北穂高から見える蝶ヶ岳を送ってくれた。

ので、蝶ヶ岳から見える北穂高を送った(笑)

夕日が穂高連峰に沈むのを見れた。

興奮し過ぎてよく覚えてないが、

我々まで赤くモルゲンロートしていた(笑)

最高の時間だった。

登った5人共、

土は雨で眺望はなし、

日は曇りだから、

少しだけでも槍穂高を見られたらなぁ、

くらいにしか思ってなかった。

それがまさかこんなのを見れるとわ。

登ってみないとわからないもんですね。

テーブルで宴会。

楽しく騒いだ。

雨で各々のテントで食事を想定していたので、

外で皆で飲めるとは♪

空は雲が多く、

星はあまり見られなかった。

翌日が早いので早めに就寝。

12時くらいにトイレに外に出ると、

満点の星空が広がっていた。

凄かった。

テントで横になって、

頭だけ出して、

しばし星空を見上げた。

日 3時半起床。

うどんを食べて、

コーヒー飲んで、

テントを畳んで、

5時10分 蝶が岳 2662m

ヘッドライトで、

常念岳へ縦走開始。

東側は雲海になったままで、

雲は低かったので、

日の出を期待できた。

富士山が雲海から頭を出していた。

西側の槍穂高は、

徐々に明るくなってきて、

その姿を見せてくれた。

ガスは全くなかった。

これは凄いもんが見えそうだった。

5時40分 蝶槍 2636m

予定通り、

蝶槍で日の出を見る事にした。

雲海から出てくる朝日。

黒い塊だった槍穂高が

赤く燃えていた。

モルゲンロートが凄かった。

コーヒー飲んで、

出発しようとしたら、

愛子が高山病で動けなくなった。

ここまで来るまではなんともなかったのに、

急に気持ち悪くなったよう。

体調悪いまま常念岳までは厳しいので、

蝶が岳に戻る事も考えたが、

トムが一緒に戻ってくれて、

3人は常念岳に向かうことに。

2人はそのまま1時間のんびりして、

無事に下山してくれた。

蝶槍からは、登り返しが2回続く。

森林限界を超えているのに、

下って樹林帯に入る。

厳しいアップダウン。

しかも雲の中に入るので、

眺望もなくなる。

つまらなく淡々と進む。

樹林帯を超えて、

雲を超えそうな時に、

また左側に槍穂高が見えてくる。

って、あれ、

白虹になってる!

しかも白虹の中に槍が見える!

なんじゃこりゃ!

今回はこんなんまで見せてくれるのか!

凄すぎた。

常念岳が現れる。

標高差350mの直登。

壁に見えます(苦笑)

ゆっくり登る。

槍穂高の絶景を見ながら。

9時50分 常念岳 2836m

頂上からの眺めも最高。

蝶が岳から5K歩いた。

槍ヶ岳が近くなった。

より鋭く見える。

穂高の表情が違う。

先日登った剣岳も見えた。

絶景を見ながら、

ソーセージ焼いて、

ホットドック。

コーヒー飲んで、

10時30分 常念岳 2836m

下山開始。

北アルプスに来れるのは、

これが今年最後になる。

この絶景とは当分のお別れとなる。

もっと頂上にいたかったが、

先に降りたトム達と13時に待ち合わせしていた。

とても間に合わないが。

登山口の三俣は電波が悪いので、

連絡もなしに待たせることになる。

少しでも早く行きたかったが、

前常念からの急な岩場の下りもあるから、

ゆっくり降りるしかないし。

前常念まで、

景色を楽しみながら降りる。

今日、歩いてきた蝶が岳からの稜線が見える。

前常念から雲の中に入っていく。

少しずつ降りていく。

岩場が終わり、

樹林帯に入る。

紅葉が綺麗だった。

13時00分 2166m地点

ここからCT2時間50分もまだある。

ここから先は危険個所がないので飛ばす。

ただ、足元は結構悪いので、

よくこけた。

一回は足が上に上がるくらい(苦笑)

背中のザックで着地しているので、

痛くもないのだが。

6回くらい滑って手をついた。

足元が悪い中飛ばすと、

こういう事になるのね(苦笑)

1時間過ぎてくると、さすがにしんどかった。

早く着いてくれーと思いつつ、

ひたすら下る。

やっと三俣まで降りてきて、

駐車場まで颯爽と歩く。

14時20分 三俣 1278m

CTの半分以下で行けた(笑)

無事に降りてこれてよかった。

昨日の朝、一台も止まってなかった

三俣駐車場は第一は満車になっていた。

コンビニだけ寄って、

さっさと帰路につく。

中央道の渋滞にはまるかと思ったら、

小仏トンネル前ですら2Kくらいですんだ。

18時半前には新宿に帰ってこれた。

今回、

土は雨の中、登山。

日は少しだけ槍穂高が見える。

を想定していたのに、

雨の中登ったのはほんの少し。

登山道はほとんど人に会わず。

紅葉している山を見て、

空いているテン場で、

雲海に浮かぶ槍穂高を見て、

ブロッケン現象を見て、

穂高連峰に沈む夕日を見て、

満天の星空を見て、

雲海から出てくる朝日を見て、

モルゲンロートを見て、

槍穂高を見ながら縦走して、

白虹の中に槍ヶ岳を見て、、、

ホント最高でした!

東京はずっと天気悪かったみたいだし。

登ってみないと分からないもんだな~。

以上、イベント報告でした。

画像に含まれている可能性があるもの:2人、Shoko Wadaさんを含む、立っている人、空、山、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:3人、脇方 杏子さんを含む、立っている人、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、植物、木、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:海、空、雲、たそがれ、屋外、自然、水

画像に含まれている可能性があるもの:山、空、木、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:空、山、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:空、山、雲、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:1人、山、空、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:脇方 杏子、山、空、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、山、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:花、空、植物、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:6人、、Shoko Wadaさん、脇方 杏子さんなど、山、空、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:2人、木、植物、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:3人、脇方 杏子さんを含む、空、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:2人、脇方 杏子さんを含む、山、空、屋外、自然